ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

2017年10月26日に定例会を行いました。

今回は先月、インドネシア出張に行った2人の経営者の出張報告をお話しいただきました。

 

 

世界最大のムスリム人口を誇るインドネシア。 そんな国でも日本のアニメやマンガ、そして忍者が大人気!

ムスリムにとって、そんな日本の文化はどう映っているのか? 気になるコスプレ事情は?

ムスリム × 日本カルチャーの他では聞けない貴重なお話をしていただけました。

 

この手の話題は実はメディアからも徐々に注目され始めている話題なので、その最前線にいらっしゃるお二人のお話はとても興味深い物でした。

 

 

辻村 博志 氏 「ムスリムに忍者はどう映るのか?」

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

辻村さんは京都伏見で忍者体験が出来る忍者堂を経営されています。

外国人の方にも多く利用していただく中で、ムスリムの方が体験に集中して楽しんでいただけるよう施設の一角に礼拝スペースを設けられているとの事。

京都の伏見区にはトリップアドバイザーで日本で行きたいスポット1位に選ばれ続けている伏見稲荷大社があるにも関わらず、礼拝スペースは忍者堂しかないそうです。

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

 

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

大阪の観光船「忍者船 Ninja Cruise」での忍者体験、ショーも大人気です。

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

インドネシアのみならずマレーシアのクアラルンプールで行った忍者ショー&体験の様子もお話ししていただけました。

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

動画をご用意してくださったので臨場感あふれる報告が聞く事が出来ました。

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

こちらはインドネシアでの様子。

 

これから日本のインバウンドでも体験型の様々なコンテンツが増えていく事が予想されます。

お客様との距離が非常に近い接客をする上で、ムスリムに対して配慮してあげた方が良い事など、ご自身の苦労や経験などは本当に生きた情報でした。

体験型に限らず、ムスリムを受け入れるサービスを行う人にとっても通じる部分は沢山ありました。

 

講師:辻村 博志 氏 【プロフィール】

多言語デザイン企画会社・忍者派遣をおこなう株式会社ハイ・パートナーズ代表取締役・デザイナー・忍者。
中国駐在を経て、同社設立後、得意の中国語を活かし、「爆買い」ブームが始まる前から中国人観光客誘致のためのデザインを手がける。
その一方で、2013年、「忍者教室ジャカジャカ忍者」サービスをスタート、忍者ビジネスの先駆けとなる。
その後、業容を拡大し、京都・伏見稲荷近くに「忍者堂」を開設。
礼拝スペースも備えたムスリム対応の施設として、訪日観光客の人気を集めている。
忍者堂は京都ムスリム協会の立ち会いを受け、京都市公式旅行サイト( http://www.kyoto.travel/ ) に伏見区唯一の礼拝スペースとして掲載中。
普段はメガネをかけているが、忍者の時はコンタクトレンズになる。独身。
株式会社ハイ・パートナーズ ( http://www.hi-partners.com/

 

 

高尾 元健 氏 「インドネシアのコスプレ事情」

続いては大阪黒門市場前で訪日観光客向けコスプレ写真館 「Four-M(フォーウエム)」 を経営されている高尾さんのお話。

コスプレなど日本のポップカルチャーを目的に初めて来日される海外の方は全体の6%と低いのですが、リピーターになるとその数字は一気に跳ね上がるコンテンツ。

しかし世界が注目する日本の重要なコンテンツであるにも関わらず、意外にお話を聞ける機会というのがないのが実情です。

今回はその分野の最前線で活躍されている高尾さんが女性のムスリムでも楽しめるコスプレ開発のお話からその可能性を探るべくインドネシアのジャカルタで行われたコスプレイベント AFAC3に参加した出張報告をお話いただきました。

そもそも女性のムスリム向けのコスプレをどうして製作しようと考えたのか?

それはある日、高尾さんが目にしたひとつの記事がきっかけでした。

それは『ムスリムのコスプレーヤーが楽しめなくて悲しんでいる』というタイトルで、ムスリムの女性は髪や肌を露出してはいけないというルールがある中で、アニメがとっても大好きなのにコスプレを楽しむ事が出来ないという内容だったそうです。

日本のポップカルチャーを海外の人に広く楽しんでいただきたいと常々考えられていた高尾さんは「アニメ発祥地の日本として悲しませたらあかんやろっ!」と思い立ち、女性のムスリムの方でも楽しめるコスプレを開発されたそうです。

 

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

今回の調査の主な目的は下記を徹底的に調べる為。

 

・どんなアニメが流行っているのか?

・ヒジャブコスプレーヤーはどれくらいいるのか?

・コスプレはそもそもOKなのか?

 

300人以上に生で聞き取りしたその情報と統計データは本当に希少でした。

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

そして我々が考えているムスリムのイメージからはかけ離れたびっくり仰天な回答も本当に勉強になりました。

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

コスプレのサンプルもご持参いただき、その妥当な販売価格帯のアンケート結果も教えていただけました。

 

高尾さんが今回の出張を通じて感じたことは

イスラーム、ムスリムについての勉強は色々な所に参加して行ってきたが、我々が考えているムスリムのイメージと現地での実際のムスリムの意見などは異なる部分も少なからずあった。もちろんきちんとした情報や勉強は大切ですがそれに必要以上にとらわれすぎると進めなくなる事も多い。色々な事に通じる部分があると思うが出来る所からやってみて意見を聞き、その都度修正をしていく事も大切なのではないか。

との事でした。

 

講師:高尾 元健 氏 【プロフィール】
タイ駐在を経て、友人とともに、大阪・黒門市場前で、訪日観光客向けコスプレ写真館フォーウェムを設立・経営。
ペット向けの写真撮影や、オリジナルグッズの開発・販売なども幅広く展開中。
肌や髪の露出を避けたいムスリム向けのコスプレ衣装も独自開発。
ムスリムのコスプレへの想いやニーズを探るため、インドネシア・ジャカルタで開催されたAFAC3に参加。300名以上にインタビューをおこなう。
家庭では、新婚の奥様と産まれたばかり赤ちゃんを愛するマイホームパパ。

 

 

 

体験型の接客ならではの気になる点、配慮しなければならない点など本当にこのジャンルの先駆け的なお話を聞く事が出来ました。

お二人ともありがとうございました。

 

 

 「 Kerapirka ケラピリカ 」にて懇親会

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

懇親会は以前ご紹介した天満でムスリム受入対応をスタートさせたケラピリカさんにて。

 

 

実は天満は通(つう)の人にはとても人気のあるエリア。

最近ではJRもこんなポスターを作成するほど。

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

リアルな大阪が感じられるエリアで訪日外国人にも密かに人気のエリアです。

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

いざっ!

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

手前の残像拳が少し気になりますが、お店は天満の中でも広めで開放感のあるつくりになっています。くつろげますね〜。

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

礼拝スペースもお店の一角にパーテーション対応で完備。まさに出来るところからが大切ですね。

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

お料理は何れもとっても美味しかったです。アイヌ料理も独特で素材にまつわるお話だけでもとても面白かったです。

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

ムスリムフレンドリーのイタリアンはなかなかないので喜ばれるでしょうね。

旅行中の方でも毎日日本食よりもたまには食べ慣れたイタリアンが食べたくなる日もあるでしょうし、在日の方には外食の選択肢として本当に重宝しそうですね。

日本人で改宗された女性の方が『お気に入りだったパスタ屋さんに行けなくなったので本当に大変』と言っていたのをよく覚えています。

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

店長さん(右)。皆んなが一緒に楽しめるようにしたいと対応を始められました。

 

ムスリム 忍者 コスプレ インドネシア

途中からは辻村講師による手裏剣講座も開いていただきました。結構手裏剣もコツがいるようです。

 

 

懇親会もおかげさまで楽しく終える事が出来ました。

定例会も含め、ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

 

<まとめ動画>